2009年9月4日金曜日

末席に座る

ルカの福音書の14章ではイエス様があるパリサイ人のリーダの人に食事を招待されている場面が記されています。他のパリサイ人も招待されておりました。勿論、彼等は、もてなす主人のように律法を厳しく守る者達でした。

招待した主人がお客達に着席を呼びかけますと、そこには突然上席を目掛ける競りがありました。聖書はイエス様がこれを見て「客に招かれた者たちが上座を選んでいる様子」をごらんになったと述べています。これは厚かましい自己顕示欲、見られ認められたい必要の限りでした。

イ エス様が席にお掛けになって食事を始めた時、その部屋にいるイスラエルの指導者と言う人達に戒めの言葉を与えました。「婚宴に招かれたときには、上座につ くな。あるいは、あなたよりも身分の高い人が招かれているかも知れない。 その場合、あなたとその人とを招いた者がて、『このかたに座を譲ってください』と言うであろう。そのとき、あなたは恥じ入って末座につくことになるであろ う」。

むしろ、招かれた場合には、末座に行ってすわりなさい。そうすれば、招いてくれた人がきて、『友よ、上座の方へお進みください』と言うであろう。そのとき、あなたは席を共にするみんなの前で、面目をほどこすことになるであろう。

おおよそ、自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるであろう
」。(ルカ14:8-11 斜体に注意)
このキリストの言葉はキリストに従う者全てに当て嵌まります。そのパリサイ人の家で人達に話しつつも、キリストはここであるタイプのリーダ「彼らは長い衣を着て歩くのを好み、広場での敬礼や会堂の上席や宴会の上座をよろこび、
…見えのために長い祈をする」(ルカ20:46-47)人達を指しています。

イエス様は人々に見られたいが為に働く人々がいると言っています。この人達はスポットライトを好み、常に自分達の事でラッパを吹かなければなりません。この言葉は牧師いや全ての神の子らに宛てる言葉です。

イ エス様は言っています。「末席に座りなさい」。これは何を意味しているのでしょうか。主からのこの言葉を真剣に考えて下さい。主は私達全てをもっと栄耀あ る「上席」に招きたい思っています。この「上席への招き」は神の完全な触れの満たしに入る事への召しです。それは豊かな、深き交わりである召しであると共 に、主へのより輝く、確実な、義成る託宣とならしめる事への招きなのです。