2001年5月10日木曜日

家庭の祈り

「はっきり言っておくが、どんな願い事であれ、あなたがたのうち二人が地上で心を一つにして求めるなら、わたしの天の父はそれをかなえてくださる。」(マタイによる福音書18:19)クリスチャンの中には、これを“一致の祈り”と呼ぶ人達がいます。共に祈ってくれる熱心な兄弟もしくは姉妹がいるあなたは、非常に祝福された人です。事実、私が知っている力強い執り成し手のほとんどは、いつも2、3人で現れました。

この様な祈りが最も力を発揮する場所は、家庭においてです。私の妻グエンと私は、毎日一緒にお祈りしており、それが私の家庭を繋いでくれているのだと信じています。子ども達が成長過程にある時は、彼らが信仰から離れることのない様に、一人ずつ毎日覚えて祈りました。また、彼らの友達や、恋人、将来の配偶者のためにも祈りました。そして今ではそれらのことを、孫たちのためにお祈りしています。

クリスチャンの家庭でも、なかなか家でこの様な祈りの時を持つことはありません。私がこの様に今日、主にご奉仕出来ているのは、この家庭の祈りのおかげであると、自ら証しすることが出来ます。私が幼かった頃、毎日姉妹と私が、庭や、近所や、どこで遊んでいたとしても、母は必ず家の玄関から「ディビッド、ジェリー、ジュアニタ、ルツ、お祈りの時間ですよ!」と呼びかけました。(弟のドンはまだ生まれていませんでした。)

近所中が、我が家の祈りの時間を知っていました。時々母の呼び声を疎ましく思うことがあり、不平と不満をもらしていました。しかし、聖霊が私たち家族の内に動かれ、私たちの魂に触れる中で、何か特別なことがその祈りの時に起こりました。

もしかしたら、あなたは自分が家庭の祈りを持つことを想像出来ないかも知れません。もしかしたら、あなたの配偶者が乗り気でなかったり、子ども達が反抗的だったりするかも知れません。愛する兄弟姉妹よ、誰が参加しないと決めようと、それは関係のないことです。ただあなた自身が食卓に着いて、頭を垂れ、お祈りすれば良いのです。それが、あなたの家族にとっての家庭の祈りの時となり、家族全員がそれに気付くでしょうから。