2008年6月25日水曜日

必要を覚える時

御言葉の中でも、最も力強い約束の一つである、次の聖句を考えてみてください。

「神はわたしの避けどころ、わたしたちの砦。苦難のとき、必ずそこにいまして助けてくださる。わたしたちは決して恐れない、地が姿を変え、山々が揺らいで海の中に移るとも、海の水が騒ぎ、沸き返り、その高ぶるさまに山々が震えるとも。大河とその流れは、神の都に喜びを与える、いと高き神のいます聖所に。神はその中にいまし、都は揺らぐことがない。夜明けとともに、神は助けをお与えになる。すべての民は騒ぎ、国々は揺らぐ。神が御声を出されると、地は溶け去る。万軍の主はわたしたちと共にいます。ヤコブの神はわたしたちの砦の塔・・・地の果てまで、戦いを断たれる。」(詩編46:1~7、 9)

なんと素晴らしい言葉でしょうか。私はこの箇所を、何度も何度も読んでいますが、未だに圧倒させられます。私たちに対するここでの神様の御言葉は、非常に力強く、揺るぎなく、神様は私たちに、「もう二度と恐れることはない。たとえ全世界が混乱にあったとしても関係ない。地は振るえ、海は荒れ、山々は海に砕け入るかも知れない。すべてのものは完全に混沌とし、大混乱があなたの四方を囲むかも知れない。」

「しかしわたしの御言葉ゆえ、あなたは川の流れの様な平安を受けるであろう。国々が荒れ狂う中、力強い喜びの流れが、わたしの民の中を流れる。それはあなたがたの心を、喜びで満たすであろう。」

たった今、全世界は恐ろしい時にあります。国々はテロに怯え、その脅威から免れる地域はありません。人間関係の問題や苦しみは山と積まれていくばかりです。しかし、そのただ中で、詩編46篇は世界中の神の民に響きます、「わたしはあなたがたのただ中にいる。わたしはこのすべての中で、あなたがたと共にいる。わたしの民は滅びたり、揺れ動いたりしない。わたしは教会に対して、常に必ずある助けとなろう。」

神様は、私たちがそれぞれ重大な必要に直面することを御存知です。私たちは皆、混乱、誘惑、困惑し魂が揺れるのを覚える時を経験します。詩編46篇での神様のメッセージは、その様な時にこそあるのです。神様は、もし私たちが恐れに屈してしまい、意気消沈し絶望に満ちてしまうなら、私たちは私たちの人生における神様の現実とは全く正反対の生き方をしていることになるのだ、と言っておられます。

神様が私たちにこの詩編を通して語っておられることを理解することは、非常に大切なことです。私たちの神様は、昼でも夜でも、いつだって側にいて下さいます。神様は、私たちに語りかけ、また私たちを導かれようと、常に私たちの右側にいて下さいます。そしてこれを可能にするため、神様は私たちに聖霊を授け、私たちの内に留まるようにして下さいました。聖書は、キリスト御自身が私たちの内におられ、また私たちがキリストの内にある、と語っています。