2008年6月5日木曜日

悪魔の偽り

私たちが試練や試みにある時、サタンは偽りを持ってやって来ます。「お前は完全に閉じ込められていて、抜け道などどこにもない。お前より素晴らしい僕たちが、これと同じ位の状況にあって投げ出してしまった。今度はお前の番だ。お前は落伍者。そうでなければどうしてこんな状況に陥るだろうか。こうなったのもお前のせいで、神はお前に落胆しているのだ。」

試練のただ中にあって、ヒゼキアは自分の無力さを認めました。王は彼に向けられた怒りや失望の声を止めることも、脅威や偽りを止めることも出来ないと理解したからです。彼は自分の力では戦いから抜け出せないと知っていたので、主に助けを求めました。そして神様は預言者イザヤを遣わし、このメッセージをもってそれに答えました。「主はあなたの叫びを聞かれました。さあ、あなたの心の扉にいるサタンに向かってこう言いなさい『お前こそが落ちていくのだ。ここに来たのと同じ様に、ここから出て行くのだ。』」

ヒゼキアは、もう少しで敵の罠に陥るところでした。実際、もし私たちがサタンの偽りに立ち向かわなければ、私たちが危機に瀕する時に、信仰に立ち返って祈らないならば、もし神様の救いの約束からくる力を得ようとしないならば、悪魔は私たちの揺らぐ信仰を奪い去り、さらにその攻撃を強めることでしょう。

ヒゼキアは預言者がもたらした言葉によって励まされ、センナケリブに向かってはっきりとこう言うことが出来ました。「悪しき王よ、あなたは私を冒涜したのではない。あなたは神に対して偽ったのだ。私の主は必ず私を救い出される。そしてあなたが彼を冒涜したから、あなたは彼の怒りを受けることになる。」

聖書は、その夜神様が超自然的な方法で、ヒゼキアとユダを救い出されたと語っています。「その夜、主の御使いが現れ、アッシリアの陣営で18万5千人を撃った。朝早く起きてみると、彼らは皆死体となっていた。」(列王記下19:35)

今日の信者は、約束だけでなくイエス・キリストが流された血潮の上にも立っています。そしてその血潮によって、私たちはおとずれるすべての罪、試み、戦いに勝利するのです。もしかしたら、あなたは最近悪魔から手紙を受け取ったかも知れません。あなたに尋ねます、「神様はあなたのすべての試練を予想していたと信じますか。あなたが犯すすべての愚かな行動も、あなたのすべての疑いや恐れも。もし信じるなら、ダビデの良き例があります。彼はこう祈りました。『この愚かな者は神に向かって叫びました、すると主は彼を救い出されました。』あなたも同様にしますか。