2008年10月31日金曜日

恵みにおける成長

パウロはエペソの人々に、こう警告しました。「もはや未熟な者でなくなりなさい。」(エペソ人への手紙4:14)あなたは、「この箇所は、私には関係ない。私の土台は、聖書にしっかり基づいている。一時的で、新しい聖書の教えや、人々をキリストから引き離してしまう、ちっぽけなトリックに、私は騙されたりしない。私は神様の御言葉に、しっかり根ざしている」と思われるかも知れません。

しかし、次のパウロの言葉を聞いて下さい。「人々を誤りに導こうとする悪賢い人間の、風にように変わりやすい教えに、もてあそばれたり、引き回されたりすることがないようにしなさい。」(エペソ人への手紙4:14)あなたは間違った教理に、心を騒がせることはないかも知れません。パウロはそれでもあなたが、他のものに心を乱されるものがあると語っています。彼は「あなたに敵対する人々が企てる、悪しき計画によって心を乱されていますか」とあなたに聞いています。

パウロの言葉は、自分自身を吟味する様、促しています。自分はキリストにある兄弟又は姉妹であると言いながら、私達に対する悪い噂を流す人たちに対して、どんな態度を取っているでしょうか。

パウロが「もはや未熟な者でなくなりなさい」と命じる時、彼は実際に、「あなたの敵達―噂や中傷、嘘や偽り、ずるさや悪賢さ、詐欺や裏細工を用いる者達―彼らは皆、反抗的な子ども達なのです。ひねくれて、甘やかされた子ども達。そして彼らは神様の恵みが、彼らの内に働くのを許していません。ですから、彼らの意地悪で、大人気のない策略に陥ることが無い様にしなさい。彼らはあなたが嫌がらせに対して、子どもの様な反応を示すのを待っているのです。しかし、あなたは子どもっぽい応対をするべきではないのです」と言っているのです。

その次の節で、パウロは私たちに成長するよう促しています。「愛に根ざして真理を語り、あらゆる面で、頭であるキリストに向かって成長していきます。」(エペソ人への手紙4:16)パウロは、「あなたは嫌がらせや、他人から傷つけられることや、自分にまつわる悪評や、嘘やでまかせをコントロールるすことは出来ません。しかし、あなたはこれらを成長の糧とすることが出来ます。これらをキリストに似る者とされる機会としなさい。優しく、砕かれた霊を持って対応しなさい。あなたに対して意地悪で、あなたを利用する人を許しなさい」と言っています。