2008年8月8日金曜日

私たちの怪物をも従えられる神様

神様はヨブに言われました。「見よ、ベヘモットを。お前を造ったわたしはこの獣をも造った。」(ヨブ記40:15)「お前はレビヤタンを鉤にかけて引き上げ、その舌を縄で捕らえて、屈服させることができるか。」(40:25)

なぜ神様は、ヨブに現れられて最初に、これら二つの大きな怪物について考えさせられたのでしょうか。なぜ神様は、ヨブにカバとワニの顔を調べさせられたのでしょうか。

まず、主はこの問題を僕に突き付けられました。「ヨブよ、あなたの後ろにカバがいるが、どうする。自分の力でそのカバを、押し倒すことが出来るか。無理だと言うのか。猫なで声で話しかけてみてはどうだ。」

「では、恐ろしいワニはどうだ。このワニをどうする。この生き物は、氷の様な心を持っていて、情けという観念が全くないのだ。」これは、単なる野生界のお話ではありませんでした。むしろ、神様はこれらの怪物の生涯について、ヨブに教えようとされたのです。神様はその僕に、この二匹の素晴らしく、どう猛で、強靭な生き物は、ヨブの人生に襲い掛かる巨大な問題を表しているのだと示されたのです。

「カバのことを考えてみなさい。カバは、目に見えるものすべてを、踏みつぶしてしまう。ヨブ、カバはあなたには大き過ぎて、手に負えない問題なのだ。あなたはどうやっても、カバには敵わない。何をしたって、飼いならすことは出来ない。ただ、主であるわたしだけが、この様な怪物を止めることが出来るのだ。」

「では、ワニはどうか。どんな人間も、そんな生き物と争うことは出来ない。そして誰も、その力でワニの固い鎧を引き剥がすことは出来ない。これは霊の敵である、悪魔についても同じことが言える。ただ、主であるわたしだけが、彼と争うことが出来るのだ。」

ここで神様が言われようとしていることが、分かりますか。神様はヨブだけに語っておられるのではなく、信じる者すべてに語っておられるのです。そして神様は、「あなたの人生の中にある、怪物についての真実を受け入れなさい。あなたはそれらを扱うことが出来ない。それが出来るのは、わたしだけである。」

ヨブは答えました。「私の神様は全能です。神様は何でもお出来になられます。そして神様のご計画は、何も妨害されることがありません。私は自分の力で、ワニやカバに立ち向かうことが出来ないと、知っています。でも、それは問題ではありません。なぜなら、神様にはお出来になると知っているからです。私のするべきこと、それはただじっと信じて立って、主の救いを見ることです。」(ヨブ記42:1~2参照)