2009年10月29日木曜日

神様はすべてを統べ治めておられる

全世界は、テロや地球全体を襲う惨事を思い、震えおののいています。毎日、どこかで新たな惨事の発生を耳にします。中には、第三次世界大戦の始まりが見られる、という人までいます。

ク リスチャンでない人は、統一政府が存在しないことから、解決方法など何もない、すべてが混乱に向かっているのだ、という確信を持ちつつあります。しかし神 様を信じる人達は、そうではないと知っています。私たちには何も恐れることはありません。なぜなら、主がすべてを統べ治めておられるということを、何度も 何度も聖書が語っているからです。神様の権限と知識を超えて、世界で何か起きるということは有り得ません。

詩編の著者はこう語っています 「王権は主にあり、主は国々を治められます。」(詩編22:28)同じ様に、預言者イザヤも全世界に向かってこう宣言しています、「もろもろの国よ、近づ いて聞け。もろもろの民よ、耳を傾けよ。聞け、大地とそこに満ちるすべてのもの。世界とそこに生ずるすべてのものよ。」(イザヤ書34:1)イザヤが言っ ているのは、「聞け、国々よ。私に耳を傾けよ。この世界を創られた創造主について、伝えたい大切なことがある。」ということです。

イザヤ は、神様が国々とその軍隊に対して憤りを覚えた時、神様御自身が彼らに滅びをもたらす、と言っています。「見よ、国々は革袋からこぼれる一滴のしずく、天 秤の上の塵とみなされる。主の御前に、国々はすべて無に等しく、むなしく空ろなものと見なされる。主は地を覆う大空の上にある御座に着かれる。地に住む者 は虫けらに等しい。お前たちはわたしを誰に似せ、誰に比べようとするのか。」(イザヤ書40:15、17、22、25)

その後にイザヤ は、世界の出来事によって虐げられ、悩まされている神の民に向かって語りかけます。「空を見上げてごらんなさい、この素晴らしい天を。そこにおかれた幾億 の星をごらんなさい。あなた方の神様がこれらを創られ、一つひとつに名前を付けられたのですよ。神様にとって、あなたの方が星よりもずっと大切な存在では ありませんか。だから、恐れてはなりません。」

私たちは、天国に神様が世界の歴史を刻まれた地図があるのだということを知る必要がありま す。そして神様は、世界の始めから、その終末がどうなるか、ご存知だったのです。その計画が実現する中で、私たちは「この状況で、神様の目はどこに焦点が 当てられているのだろう。」と自問する必要があります。神様の目は、世界にいるブリキ製の神様や指導者などには向けられていません。

聖書は私たちに、その様な人達の兵器も軍も力も、神様の前では無きに等しいということを教えてくれています。神様は、小さな塵でしかない彼らを笑い、そのうちに風をもって塵である彼らを吹き飛ばしてしまわれます。(イザヤ書40:23~24)