2008年11月27日木曜日

恐れてはなりません

もしあなたが御霊と共に歩むなら、絶えず悪霊からの攻撃に遭うでしょう。しかし、どんな悪の力をも恐れる必要はありません。いつ、どんな所であっても。

パウロは常に、悪の力から攻撃を受けていました。彼がパフォスという所で宣教していると、悪霊が彼を邪魔しようとしました。「ユダヤ人の魔術師で、バルイエスという一人の偽預言者に出会った。彼は対抗して、地方総督をこの信仰から遠ざけようとした。」(使徒行伝13:6〜8より抜粋)

「バルイエス」とは、“イエスの息子”又は“光の天使”という意味があります。これは悪魔がパウロに反抗していた証しです。しかし聖霊が、使徒パウロの内に満ちていました。「パウロとも呼ばれていたサウロは、聖霊に満たされ、言った。『ああ、あらゆる偽りと欺きに満ちた者、悪魔の子、すべての正義の敵、お前は主のまっすぐな道をどうしてもゆがめようとするのか。今こそ、主の御手はお前の上に下る。お前は目が見えなくなって、時が来るまで日の光を見ないだろう。』するとたちまち、魔術師は目がかすんできて、すっかり見えなくなり、歩き回りながら、だれか手を引いてくれる人を探した。総督はこの出来事を見て、主の教えに非常に驚き、信仰に入った。」(使徒行伝13:9〜12)

パウロは“聖霊に満たされ”すべての闇の力を打ち倒したのです。

悪魔があなたを攻撃することに、悲しみを抱くだけでは十分ではありません。使徒行伝16章で、パウロは悲しみました。「悲しむ」とは、“動揺する、思い悩む”という意味があります。彼は何日も悲しみに暮れていましたが、神様の霊がパウロの内に満ちたので、彼は悪の力にこう言い放ちました。「もう十分だ!イエス様の御名によって命じる、悲しみよ、消え去れ!」(使徒行伝16:16〜18参照)

愛する皆さん、私達は悪魔が好き勝手にするのを、許してしまっています。時には私達も、聖霊の力によって立ち上がり、「もう十分だ!イエス様の御名によって命じる、消え去れ!」と言い放つ必要があります。

私達が権威を掲げて、悪魔に立ち去る様命じるなら、サタンはありとあらゆる武器をもって、あなたに攻撃をしかけてくるでしょう。パウロが、使徒行伝16章16節から18節において、悪霊に取り憑かれていた女性を癒した直後、サタンは事を起こし始めました。会衆を誘導し、パウロとシラスに対して暴動を起こさせたので、彼らは突如、大変な危機に陥りました。

市の高官は、彼らを鞭打ち、投獄するよう命じました。彼らの背中に振り落とされた、鞭の一振り一振りに合わせて、サタンがこう言うのが聞こえてきます。「勝利を得たとでも思ったのか。わたしの悪魔を追い出し、わたしに勝る権威を握っているとでも思ったのか。」

悪魔は、御霊のうちに歩む神様の僕が鞭打たれれば打たれるほど、さらに賛美が生まれるということを、知らなかったようです。その人を危機に陥れ、問題や苦難で縛り付けたとしても、彼は歌い、叫び、高らかに賛美を捧げるでしょう。

「真夜中ごろ、パウロとシラスが賛美の歌をうたって神に祈っていると、ほかの囚人たちはこれに聞き入っていた。」(使徒行伝16:25)

もし私達が御霊のうちに歩むなら、神様が私達をいかなるサタンの束縛からも、超自然的な力をもって救い出して下さると、信じなくてはなりません。神様がそのために、地震を起こされるかも知れません。事実これこそ、神様がパウロのために成されたことです。

「突然、大地震が起こり、牢の土台が揺れ動いた。たちまち牢の戸がみな開き、すべての囚人の鎖も外れてしまった。」(26節)サタンは、あなたが今まで経験をしたことがない様な、ひどい苦難や試みをもたらそうとします。サタンはあなたを、罪悪感や自責に落し入れたいのです。愛する聖徒の皆さん、あなたは聖霊のうちに立ち上がり、あなたを取り巻く環境や、あなたを縛り付けるものから目をそらさなくてはなりません。すべてを自分の力で解決しようとするのは、止めましょう。神様を讃え、賛美を捧げ、神様に信頼するのです。神様があなたを救い出してくださいます。