2010年7月21日水曜日

爆発的な成長

私達が私達を苦しめる人達の成長を促す時、私達は恵みにおいて、爆発的に成長します。

「悪い言葉を一切口にしてはなりません。ただ、聞く人に恵みが与えられるように、その人を造り上げるのに役立つ言葉を、必要に応じて語りなさい。神 の聖霊を悲しませてはいけません。」(エペソ人への手紙 4:29〜30)ここでパウロが用いている“造り上げる”という言葉の語源には「家を建てる者」という意味があります。またその語源は「立て上げる」とい う語源から来ています。要するに、造り上げる者は皆、神様の家、すなわち教会を建て上げる者なのです。

パウロはここで、私達が語る言葉について3つの重要な点を挙げています。

1.私達の言葉は、神様の民を立て上げるために使うべきだということ
2.私達の言葉は、人々に恵みを与えるために使うべきだということ
3. 私達の発する言葉によって、聖霊を悲しませることがあるということ

過去の偉大なる信仰に満ちた人々の伝記を読むと、私は深く反省させられます。彼らは御国中心の考え方をしていました。御言葉に熱心で、よく祈り、恵 みにおける成長を願っていました。彼らの人生で最も私の心を打つのは、彼らのキリストに対する献身的な姿勢や、祈りの激しさだけではありません。もちろ ん、これらは彼らの内に生まれた、素晴らしい霊の実です。しかしそれよりも、私が彼らの共通点として見るのは、いかに彼らが恵みにおける成長を望み、聖い 言葉が流れ出す、純粋な心が与えられる様願っていたか、ということです。「人の口からは、心にあふれていることが出て来るのである。」(マタイによる福音 書12:34)

私が自分の為ではなく、他の人々の為に生きようとする時、恵みにおいて成長することが出来ます。この恵みにおける成長は、家庭において、伴侶や子ど も達にキリストらしさを証しすることから始まらなければなりません。自分の家庭こそ、「自分がいつも正しい」という思いを捨て去ることによって、すべての 問題や誤解に打ち勝つ場所とされるべきなのです。

いつも自分が正しくなければいけない、と思わなくなることで、かつて無い程に神様の恵みを楽しむことが出来るようになりました。私達がつまらない論 争に勝とうとするのを止め、お互いを立て上げることを求めるなら、すべての口論や権利の主張はなくなります。

皆さん、恵みにおいて成長しようではありませんか。