2010年2月16日火曜日

約束に立つ

神様の先見的な祝福の約束があるので、私たちは戦いが始まる前に、勝利と主権を主張することが出来ます。ダビデはこう歌いました、 「主よ、王はあなたの御力を喜び祝い、御救いのゆえに喜び踊る。あなたは王の心の望みをかなえ、唇の願い求めるところを拒まれませんでした。」(詩篇 21:1~2)

あなたは、「何故ダビデは喜ぶことが出来たのだろうか。彼は体験したことのないような、厳しい攻撃に直面していたのに。傷つけられ、殺されるかもし れないという時に、なぜ彼は喜ぶことが出来たのだろうか」と不思議に思われるかも知れません。

ダビデはこう答えています。「(あなたは)彼を迎えて豊かな祝福を与え、黄金の冠をその頭におかれた。」(21:3)ここでダビデが言っていること は、人生の転換を示すものです。「私は、私を必死になって滅ぼそうとしている、強力な敵に直面しています。しかし、私の心には平安があります。何故かっ て?それは、主がすでに私の苦しみを、御存知でいて下さるからです。そして神様は、私に神様の愛の保証を降り注いで下さったのです。敵は私をつまずかせ、 倒れさせ、場合によっては完全に私の望みが絶たれたように見えるかも知れません。しかし神様は、私は立ち上がり、神様の力を受けて、戦いに勝つと、教えて 下さいました。」

ダビデは次の言葉を、戦いに行く直前に発しました。「(あなたは)彼を迎えて豊かな祝福を与え、黄金の冠をその頭におかれた。」(詩篇21:3)こ こでダビデが言っている黄金の冠とは、勝利と主権の象徴です。ダビデは、「私は神様の約束に立って、戦いに行きます。神様は、私が勝利の冠をかぶって戦い を後にすると、約束して下さったのです」と言ったのです。

ここに、神様の先見的な約束の教理を要約することが出来ます。神様は、私たちの困難のすべて―私たちの罪、肉、悪魔との戦いのすべて―をすでに御存 知であり、その憐れみと恵み故に、私たちの負債を、その期日前に支払って下さったのです。私たちの勝利は、すでに確約されているのです。

神様の先見的な約束は、特にイエス様を愛し、罪に驚く人達に対して適用されます。主は、もし私たちが一時的に倒れてしまったとしても、イエス様がす でに負債を支払って下さっているので、戦いから高く頭を上げて起き上がってくることが出来ると、保証して下さいます。